2011年5月 8日 (日)

鳥重(とりしげ)

このブログでたびたびご紹介していますが、私は大の焼き鳥好きであります。
東京の美味しい焼鳥屋さんを食べて回るのが私のライフワークです。
今回は以前から行きたかった渋谷のんべい横町の「鳥重」に行ってきました。
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鳥重はすでに色んなブログで紹介されているように、この店の焼き鳥食べたさに、各界の著名人が通い詰めている東京でも有数の有名店です。一見さんはなかなか予約が取れないお店なので、常連さんのMさんに連れて行っていただきました。
この店を一人で切盛りしているおかみさん(皆にお母さんと呼ばれています)の年齢と体力的に、営業は今年いっぱいではないかと言われていますので、伝説の店になる前に是非行きたいと思っていましたが、やっと念願が叶いました。
鳥重には独特のルールのようなものがあり、そのルールに則って飲み食いしなければいけません。
私は初めてなので、仕切りは常連のMさんにお任せして、ひたすら焼き鳥とお酒を堪能させていただきました。
以下レポートです。

1、入店
7:30に予約していましたが、ビールが飲めるまでしばらくかかるとの事なので、鳥重の前にのんべい横町の別のお店で3人でビールをひっかけて、いざ鳥重へ。時間通り店に行きましたが、しかし、6時の予約のお客さん達が、まだ終わっていなくて、しばし待てのサイン、で、のんべい横町入口のトイレ横でしばし待機。
これもルールの一つ。
(のんべい横丁の狭い路地で待つのは他の店に迷惑なので少し離れたところで待機。)
渋谷は若者の街のイメージが強いですが、のんべい横丁はこのように、昭和の雰囲気が色濃く残った飲み屋街です。
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約30分ほど待って、やっと入れました。
お店はL字のカウンターのみで、10人で満席。我々3人と、他に4人の組、3人の組でちょうど10人で、きつきつ状態です。これものんべい横丁の醍醐味。

2.オーダー
店に入るとしばしお母さんの片づけを待って、オーダータイムです。
まず最初に各グループの注文を全部聞いてから、1回目の調理に入ります。
Mさんは、鳥重流の言い方で「やわらかいもつ」「しんぞう」「とり」「だんご」「さしみ」を頼みました。普通の焼き鳥やさんの言い方だと、レバー、ハツ、正肉、つくね、白レバーとささ身の刺身です。

3.焼き鳥
料理はお母さんが食べさせたい順にでてきます。お通しの後に、最初に柔らかいもつが出てきましたが、これがもう最高です。外はほど良く焼けていて、中はレアで大変ジューシーで臭みが全然なく極上の味です。レバーが苦手な人でもここのレバーを食べて食べられるようになった人がたくさんいるそうです。
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と、ここでやっと飲み物のオーダーをとってくれましたので、ビールを注文。ビールは中瓶のみです。

焼き鳥は他の串も評判通りどれも大変美味しかったです。美味しいだけでなく、ここの焼き鳥はとにかくボリュームがすごい。串1本を3人で食べてちょうどいいくらいの量です。
(個人的には一人でも全部食べれる自信はありますが....)

美味い焼鳥屋さんは、たいがい内臓系が美味い、というの私の持論ですが、やはりここも、レバーだけでなくハツが大変美味しかったです。
実は私は内臓ではハツが一番好きなんですがで、肉厚で濃厚な鳥重のハツはこれまた最高です。
しかもこの量です。

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だんご(つくね)などは、もうハンバーグが3つ刺してあるような大きさでした。軟骨が混ざっていて、ニンニクが効いていて、お母さんの研究熱心さが表れた秀逸の一品でした。

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通常の3倍くらいの量の焼き鳥なので、串を人数分頼む人はいません、いてもお母さんが「そんなに食べきれませんよ、私を信用してください」と、言ってオーダーしすぎないようにコントロールしています。
Mさんは常連なので、心得ていて、ハツ以外は1本ずつを注文。頼んだ5品でほぼ男性3人が程よく満腹になりました。
いやあ、しかしなんといっても白レバーの刺身は絶品でした。生の臭みが全くなくて、舌触りがとろーっとしていて、口の中でとろけそうな柔らかさ、濃厚かつさわやかなコクがあり、もう食べながら恍惚状態になってしまいました。
美味い、とにかく美味い、生きててよかった。
お母さんによると、レバーは季節で味が変わるそうで、夏になるともっとコクがでて、さらによい味になるそうです。うーん是非また食べたい。
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私もレバー刺しの美味い店は何軒も知っていますが、これほどのレバー刺しは食べたことありません。
鳥重恐るべし。よほど良い仕入れ先をもっているんですね。
料理は頼んだ串以外に、お通しの大根おろし(鶉の卵いり)と、お母さん特製の浅漬けと、〆のスープがつきます。

4.お酒
イチローが常連なだけあって、店の中はイチローのポスターとカレンダーがそこかしこに貼られていました。
というわけでビールはラガーと一番搾りしか置いてないです。
ビール2本飲んだあと、お母さんお奨めのイモ焼酎の「いも神」をいただきました。
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まろやかで華やかな味わいの焼酎です。たらふく飲みたかったのですが、お母さんが飲みすぎちゃいけませんよ。というのでボトルを空ける直前まで飲んだところで止めました。(空けてしまうと値段が全然違うそうな)

5.お勘定
2時間ほど、飲み食いして、スープを飲み終えたところで、みんな揃ってお勘定です。
大の男が3人満腹に食べて、ほどよく酔って、こんな美味しいものを食べて、なんと5800円、一人2千円かからないのです。なんというコストパフォーマンスの良さでしょう!銀座の某高級店の2倍は美味しくて値段は5分の1です。
これこそが、鳥重の人気の理由。
すばらしい!のんべい横丁バンザイ!

Mさんはしっかり次の予約をとっていました。年季の入った予約手帳に予約を書き込んでいましたが、もう9月まで予約でいっぱいのようです。すごい!常連さんがうらやましい。

6.サプライズ!!!
私が座った席には目の前にラジオが置いてあり、そのラジオの横に先日亡くなったキャンディーズのスーちゃんの卓上カレンダー(油まみれでしたが未開封)が立てかけてありました。
2009年のカレンダーだったので2008年に撮影されたものだと思いますが、在りし日のスーちゃんの微笑みが、大変素敵なカレンダーです。本人は来たことないそうで、芸能関係の常連さんからもらったものだとか。
(写真はおそらく遺影に使われた写真と同時期に撮影されたものではないでしょうか。)
私の年代はキャンディーズが好きな男性(女性も)は多いと思いますが、私も実はファンクラブに入るほどのキャンディーズファンでした。スーちゃんの訃報はもう本当に大ショックで、2-3日落ち込んでしまいました。
そんな話をしていたのをお母さんが聞いていたのか、帰り際に私に「これ持って行って!」と、プレゼントしてくださいました。
なんということでしょう。初めて来た一見の客の私にこんな良いものをくださるなんて。
これまで数多の客が手にとって欲しがったであろうカレンダーをGETしてしまいました。
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これはもう、一生の宝です。お母さんありがとう!!!

しかし、この珠玉の焼き鳥やさんがあと少しで閉店してしまうとは、返す返すも残念な話です。
旦那さんが足を患っておられるそうで、その世話をしながらこの店をやり続けるのも厳しいようです。
しかし、たくさんの常連さんになんとか続けてもらえないかと言われているそうで、現在の3回転を2回転にして続けることも検討されているようです、是非続けていただきたいものです。

いやー、しかし美味しかった。 Mさん連れて行ってくれてありがとう。
 鳥重 最高! 焼き鳥 最高!


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